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スタッフブログ

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2024.10.31

スタッフの日常

えつり壁

本日のブログはリフォーム部の今任が担当致します。
今時の住宅ではほとんど見なくなった、えつり壁についてお話ししたいと思います。

えつり壁とは

えつり掻きは、柱に「小舞竹」と呼ばれる、丸竹を固定するところから始まります。壁の四周を構成する柱、土台、梁に丸竹と同じ程度の穴が刻まれており、そこに丸竹がはめ込まれます。それにほぼ同じ幅に割られた竹「えつり竹」を、木舞竹、貫を挟み込むように縦横に組みます。この時竹の内側を合わせるようにする。えつり竹の間隔は、指2本が入る程度にします。
最後に、麻縄を使って、木舞竹・貫、えつり竹を編んでいきます。

次に土壁は、えつり壁に土を塗り込んで壁の下地として仕上げます。えつりは柱間に通した貫板に組み上げ柱間を強固にします。土を塗ることで壁の補強として効果があります。もちろん木舞竹の両面から塗ることで、しっかりとした壁になります。その土壁を下地として、芯壁の仕上げをして行く上で、貫板を入れた部分の土は剥がれやすいので、土を塗った上から40cm位の藁を、ひび割れ防止のために塗り込みます。その土壁が程よくヒビが入ると、中塗りを2~3回程塗り上げ、最後に漆喰などで仕上げることで
芯壁が完成します。土壁厚は仕上げまで通常70mmから90mm位となることで断熱効果も得られ、もちろん調湿効果や環境にも優れていますし、竹は乾燥した土の中で外気と遮断されていると、百年単位持つそうです。ただ作業に木舞竹だけで、半月位かかるのと、これに壁土を塗りつけて、乾燥に1~2ヶ月かかりますので、工期に余裕がないと施工は難しと思います。それにえつり壁を作れる職人さんが少ないことも問題です。

えつり壁のメリット

 土は本来燃えにくいものです。そのためえつり壁は、耐火性に優れています。また土壁は火に接触して温度が上がっても、有害な科学物質を放出しません。建築基準法の観点から見ても、安全な防火構造としても認められています。

えつり壁のデメリット

 地震の入力エネルギーは、建物の重さにおおよそ比例する。土壁の耐力は長さと塗厚に比例する。
 なので土壁は耐震要素でありながら、重たいので耐震的には不利である。

このようなえつり壁の住宅をリフォームすると、案外えつり壁にはビスが効くことに驚きました。それに100年以上前の建築物を、私達がメンテナンスしていたり、今施工したものが100年後にまた誰かがメンテナンスしたり、壮大な歴史の中に関わっていると思うと、ロマンを感じますね。

以上です。

 


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