
スタッフブログ
2025.08.11
スタッフの日常
浄化槽の正しい設置場所と配管基準|失敗しないためのチェックポイント
今回は、浄化槽についての第2弾を書かせていただきます。
浄化槽の設置には、場所、地下水位、地耐力、建物との距離など、いくつかの条件があります。
また、設置工事には専門の資格が必要であり、事前の届け出も義務付けられています。
★浄化槽と建物との距離
建物基礎に杭が使用されていない場合は、外壁から1.5m程度の距離が必要です。
外壁からの距離が1.5m以内の場合は、擁壁の設置が必要になる場合があります。
★井戸と浄化槽の距離
井戸とは、水平距離で30m以上離す必要があります。
理由は、浄化槽からの放流水には洗剤や生活排水に含まれる汚染物質が含まれており、井戸に浸透すると水が汚染され、飲用や生活用水として使用できなくなる恐れがあるためです。
例外として、一部の自治体では敷地形状や地形により30m以上確保できない場合があり、その際は自治体の指導基準に従って距離を決定します。
★浄化槽配管の基準
・すべての生活排水を浄化槽に接続し、雨水や工場排水は接続しないこと
・浄化槽本体の流入・放流部に桝を設置すること
・排水の勾配は1/100以上、土被りは原則20cm以上とすること
・放流管は放流水路との水位差が適切に保たれているか確認すること
★設置できない場所
住宅敷地内の庭や空地に設置されることが多いですが、地下水位が高い場所や河川・湖沼から一定距離が確保できない場所は適していません。
また、建物からの距離が必要なため、狭小地では設置スペースが確保できない場合もあります。
★放流場所がない場合の対応
1.浄化槽に土壌浸透装置を設ける
2.浄化槽に付加消毒装置および浸透ますを設ける
3.膜分離型の浄化槽に浸透ますを設ける
いずれも、土壌が放流水を地下に浸透させられる条件を満たしている必要があります。
★浄化槽のトレンチ
浄化槽で処理された排水を地中に浸透させるための構造物です。
有孔管やポーラス管などの浸透管の周囲を砕石などで充填した溝を指し、下水道がない地域などで利用されます。
★ダブルトラップの禁止
排水経路に2つのトラップがあると、間にたまった空気が抵抗となり排水不良を引き起こします。
症状として、排水の流れが遅くなる、ゴボゴボと音がするなどがあります。
浄化槽の設置や配管には、法的な基準だけでなく、衛生面や安全面での配慮が欠かせません。
適切な知識を持ち、専門業者と相談しながら進めることで、安心して長く使える浄化槽設備を整えることができます。
条件や基準をしっかり把握し、専門業者と相談しながら進めることで、長く安心して使える浄化槽環境が整います。
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