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スタッフブログ

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2025.09.13

スタッフの日常

天候とコンクリート打設の意外な関係

本日のスタッフブログは品質管理チームの方倉が担当します。

品質を左右する気象条件とは?

コンクリート打設といえば「計画通りに進めたい作業」ですが、現場では天候に大きく左右されます。気温、湿度、風速、降水…実はこれらがコンクリートの強度や仕上がりに直接影響します。今回は、「天候とコンクリート打設の意外な関係」をお話したいと思います。

1、気温の影響

高温時(30℃以上)コンクリートの水分が急速に蒸発し、初期ひび割れの原因に。スランプ低下が早く、打設から締固めまでの時間が短縮される。
対策例:日陰養生、練混ぜ水を冷やす、急速施工。

低温時(5℃以下)水和反応が遅れ、初期強度の発現が遅れる。氷点下では水分が凍結し、強度低下や内部損傷の恐れ
対策例:加温養生、温水練混ぜ、早強セメントの使用。

2、湿度の影響

低湿度(乾燥):表面の急激な乾燥でひび割れや色ムラが発生。高湿度:仕上げ後の乾燥が遅れ、表面硬化不良やカビ発生リスク増。
対策例:適切な養生シートや散水養生で湿度をコントロール。

3、風速の影響

強風(風速5m/s以上)では、表面からの水分蒸発速度が増加し、プラスチック収縮ひび割れが起きやすい。打設面の仕上がりにムラが出る場合も。
対策例:防風ネット設置、表面仕上げのタイミング調整。

4、降水の影響

打設中の雨はセメントと水の比率を狂わせ、表面品質を低下させる。打設直後の雨は表面を洗い流し、砂目地や色ムラが発生。
対策例:雨天時はブルーシート等で防水、降雨後は表面補修や再打設を検討。

5、季節ごとの注意点

夏場:高温+乾燥+強風の三重苦に注意。早朝や夕方に打設する工夫も有効。冬場:凍害防止と強度発現遅延対策が重要。暖房機や断熱シートでの養生が必須。梅雨時:降雨と高湿度の両方に対応できる準備が必要。

コンクリート打設は「天候との戦い」と言っても過言ではありません。適切な気象条件の下で施工できれば品質は安定しますが、現場ではそう都合よくいきません。
だからこそ、天候を確認しながら現場監督や基礎やさんは、最善の判断を行い、良質なコンクリート打設が施行できるよう日々取り組んでいます。


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